鉄道車両の乗り心地測定および評価
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1.鉄道車両の乗り心地の要素 |
2.乗り心地を左右する車両の動揺 |
3.乗り心地の基準 |
4.新しい乗り心地測定
持ち運びが簡単で簡便に振動乗り心地が測定できるデジタル動揺計を開発しました。動揺データと他データとを並列して収録する場合や、動揺データを監視しながらパソコンのハードディスクへデータを収録するモニタータイプのデジタル動揺計を示します(図4)。この場合、ノートパソコンの性能にもよりますが、デジタル動揺計を3台まで並列に接続することができます。 無人で長時間動揺データを記録する場合や、数多くの測定箇所で動揺を測定する場合に有効な、無人タイプのデジタル動揺計を示します(図5)。このタイプでは、デジタル動揺計に市販のUSBメモリを接続してデータを記録します。データ収録の動作開始・終了の指令は、リモコンスイッチによって行います。この時、リモコンスイッチから各動揺計に時刻情報を転送し、各々のデータはこの情報によって同期します。無人タイプの動揺計では、モニタータイプにあった接続台数の制限はありません。いずれの場合にも乗り心地評価結果は市販の表計算ソフトで表示され、自由に加工できます。
![]() 図1 乗り心地評価図 |
![]() 図2 等感覚曲線 | |
![]() 図3 乗り心地レベルと振動区分 |
![]() 図4 モニタータイプのデジタル動揺計 |
![]() 図5 無人タイプのデジタル動揺計 |
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