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鉄道総研営業マガジン 2010年9月号■◇■
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2010/09/01
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特集:鉄道総研の開発製品
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このメールマガジン(以下、メルマガ)は、
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財
)
鉄道総合技術研究所
の営業代行、
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株
)
ジェイアール総研エージェントがお届けしております。
本号では、・鉄道総研の開発製品
・「9月以降開催の技術交流会」についてのご案内
・メルマガバックナンバー
・鉄道総研営業マガジン10月号のご案内
などについて、ご紹介いたします。
※今後、「鉄道総研営業マガジン」の配信が不要の方は、本メールの
末尾の「メルマガ関連のご案内」をお読みください。
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鉄道総研の開発製品
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鉄道総研では、安全性・信頼性、経済性・効率性、快適性・利便性、
環境との調和、基礎研究などの面から多数の研究開発を行っており、
その研究成果は、評価、解析、調査・診断、設計、工法、対策、予測
などとして鉄道分野において広く活用されています。
また、プログラム、測定器、装置、システムなどの開発製品もJR
をはじめとして、鉄道分野において多数実用されています。
今月は、これらの研究成果の中から製品化され実用されている「主な
鉄道総研の開発製品」をご紹介いたします。
なお、開発製品については、お気軽にお問合わせ下さい。
☆お問合わせはこちらまで!!
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admin@jrsa.co.jp
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★セラジェット
きわめて少量のセラミック
(
アルミナ
)
の粒子を高速で車輪・レール間
に正確に噴射供給することによって粘着係数を増す事ができ、在来線の
空転・滑走の防止、
130km/h
以上の速度向上時のブレーキ距離の確保など
に有効です。
<特 徴>
○増粘着材は粒径
0.3mm
のセラミック粒子を使用します。セラミック
(
アルミナ
)
粒子は大きな靱性を有し、増粘着性に優れているので、天然
砂よりも増粘着効果が大きい特徴を有します。
○レール面上の幅
25
〜
30mm
にのみ正確に噴射するので、増粘着材は少量
(
標準で
30g/min
;従来の砂まき装置は
1,500g/min)
ですみ無駄がありませ
ん。このため道床の目詰まりや短絡障害の心配はありません。
○応答性が高いため、非常ブレーキ指令、空転・滑走信号等と連動可能
です。連動することにより効率よく粘着係数の増大を図ります。
○増粘着材を
100m/s
の高速で噴射するので走行風の影響を受けません。
このため高速走行時
(130km/h
以上
)
にも有効です。
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★セミアクティブサスペンション
新幹線のように高速で走行する列車では、台車から車体に伝わる振動と、
空気力で直接車体が揺らされる振動が同時に起こります。これらの振動を
抑える方法は正反対であり、前者では台車と車体の間の動きに対する抵抗
力を弱くして、車体に伝えないようにしますが、後者は反対に抵抗力を大
きくし、台車を足がかりに車体の揺れを止める必要があります。このため、
走行速度が上がると、特性が一定のサスペンションでは両方に対応するこ
とができなくなり、揺れが増加します。
この装置は高速走行時でも良好な乗り心地を提供するために開発したも
ので、車体の揺れを加速度センサで検知し、台車と車体の間に取り付けた
「可変減衰ダンパ」という部品を高速で制御して、両方の振動を抑制する
抵抗力を発生します。横揺れを
30%
以上小さくする能力があり、平成
8
年に
開発してから、新幹線では全ての形式の列車で使われています。
初期のものは、段階的に減衰力を高速電磁弁で切り替える方式でしたが、
その後、無段階で制御できる小型・低コストの方式を開発し、新型車両に
採用されました。また、この方式は既存車両への取り付けが簡単なため、
順次、既存車両への取り付け改良が行われています。
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★IMPACTV
IMPACTVは、重錘などにより橋脚や柱等に打撃を与えて、構造物の
固有振動数を測定し、構造物の健全性を判定する「衝撃振動試験」に用い
る計測システムです。
<特 徴>
○本体〜センサー間の無線化
約
30m
離れた場所まで無線によりアクセスすることができます。
○最大
8
箇所まで同時計測可能
複数の構造部材を有するラーメン高架橋にも適用可能です。
○ソフトウェアのさらなる進化
IMPACTユーザー様のご意見をもとに改良を重ねました。
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★運転曲線作成プログラム「SPEEDY」
運転曲線図は列車ダイヤを作成する上での重要な数値である基準運転
時分を求めるための重要な図面です。この作成には多くの労力や時間を
必要とするものでしたが「
SPEEDY(System for train PErformance
Evaluation,Drawing and analYsis)
」を使用することで迅速かつ容易に
運転曲線図を得ることができます。
< 特 徴 >
○ 基本的な走行条件を指定することで運転曲線図を速やかに作成します
○ 走行条件はシンプルでわかりやすい走行条件設定パネル上で設定します
○ 車両や編成での運転性能を把握することができる性能曲線図を作成します
○ 時隔曲線を始めとする多くの機能を実装しています
○ 在来線ATS版および在来線ディジタルATC版があります
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★CAI「鉄道電気」
鉄道事業従事者に必要な電気の知識を、パソコンを用いてわかりやすく
学ぶための教育ソストです。電気の基礎から鉄道用電気設備まで幅広い内
容を学ぶことができます。鉄道事業者の新入社員研修等に幅広く用いるこ
とができます。
現在、全国で20数社の鉄道事業者に導入されています。
第1章
電気と磁気
第2章
半導体
第3章
電気回路
第4章
直流機
第5章
交流
第6章
電力設備
第7章
変電設備
第8章
電車線路
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★構造物管理支援システム
構造物管理支援システムは、鉄道事業者が土木構造物の維持管理を効率
よく実施するため、各構造物の諸元及び調査記録の内容をデータベース
化し、全般検査の記録や変状データを蓄積管理するシステムです。本シ
ステムは、大手民鉄および公営地下鉄14社と、「維持管理標準」の原
案を作成した鉄道総研が共同で開発しました。現在、全
国で20数社の鉄道事業者に導入されています。
<特徴・効果>
○複数の事業者で共同開発することにより、情報の共有と開発コストの削
減が図れます。
ができました。
○構造物の諸元台帳をデータベース管理し、線路一覧等の図面を自動生成
できます。
○検査端末(タブレットPC)を活用し、現地において検査結果を直接P
Cに入力できます。
○変状の位置、程度などの情報をマトリクス上で選択することにより、維
持管理標準に準拠した健全度の目安判定が自動表示されます。
○変状記録と変状写真の関連付けを半自動化し、事後整理作業の手間や入
力ミスの低減が図れます。
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★鉄道コンクリート構造物性能照査支援プログラム(
VePP
シリーズ)
VePP
シリーズは,「鉄道構造物等設計標準・同解説(コンクリート構造
物)平成
16
年
4
月」ならびに「鉄道構造物等設計標準・同解説(変位制限
)平成
18
年
2
月」に準拠した鉄道コンクリート構造物の性能照査支援プロ
グラムです。
本プログラムは、以下の8つのプログラムから構成されています。
●
VePP-RC
RC
部材の性能照査(安全性,復旧性,使用性の照査,耐久性の検討)
●
VePP-PRC
PC
・
PRC
部材の性能照査(有効プレストレスの計算,安全性,復旧性の照査)
●
VePP-Load
活荷重相当値の算定
●
VePP-Cycle
等価繰返し回数の算定
●
VePP-I
衝撃係数,固有振動数の算定
●
VePP-Disp
地震時における不同変位の照査,位相差を考慮した変位量の算出,支承
部の鉛直変位の照査
●
VePP-SI
地震時における振動変位の照査
●
VePP-Delta
たわみの照査
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鉄道総研営業マガジン 10月号のご案内
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◎特集名:関西地区での技術交流会開催
10月号では関西地区で開催する技術交流会の展示および講演の概要
をご紹介する予定です。来月号もご一読いただきますよう、ご案内申し
上げます。
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発行元:株式会社ジェイアール総研エージェント
お問合せ先:
admin@jrsa.co.jp
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