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  ■◇■    鉄道総研営業マガジン   2011年8月号■◇■

__________________________ 2011/08/01 _

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              特集:試験の受託

 

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 このメールマガジン(以下、メルマガ)は、公益財団法人鉄道総合技

術研究所の営業代行、 ( ) ジェイアール総研エージェントがお届けして

おります。

 

 本号では、・試験の受託

      ・車両技術交流会

      ・関西地区技術交流会

      ・9月号のご案内

      ・技術伝承シリーズ:電子踏切制御システムの構想

 などについて、ご紹介いたします。

 

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                     試験の受託

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 鉄道総研では、鉄道総研が所有する実験設備を使用して、お客様の製

品や材料の性能確認試験および各種試験等を行っております。研究開発

の検証試験等は、お客様のフィールドにおける現地試験も可能です。

 また、現地で行う速度向上試験や完成検査試験等には車両、軌道およ

び電気など各分野個々の試験と設備全体の総合的な評価試験があり、後

者では、たとえば車輪と軌道、パンタグラフと架線の境界領域の試験を

行います。

 試験目的で大別したお客様からの受託試験事例の概要を以下に紹介し

ます。

 

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■安全性確認試験

 安全性を総合的に確認する試験として、速度向上試験、新車導入時お

よび新線開業時の走行安全性確認試験などが代表的な例として挙げられ

ます。これらの試験は「在来鉄道運転速度向上 試験マニュアル(運輸

省鉄道局監修 平成 5 5 10 日鉄道総研発行)」等に記載された測定・

評価方法に準拠して、所定の性能が得られているかの安全性を確認する

ものです。試験は車両、電車線路、鉄道線路(軌道、土木構造物)およ

び信号・踏切保安設備について総合的に実施することが可能です。

 また、分野個々の安全性確認試験に「新車両の信号設備への影響試験」

があります。信号設備はレールに接続したり、レール近傍に設置するこ

とが多く、車両や変電所からのノイズの影響を受けやすい状況におかれ

ています。信号設備がこれらの影響を受けると、踏切無しゃ断、信号機

の誤現示、転てつ機の途中転換等の事象が発生する可能性があります。

新車両導入時に軌道回路、踏切制御子、 ATS 関連機器に与える影響につ

いて安全性評価試験を行うものです。

 

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■性能確認試験

 車両についての試験事例を紹介します。

 車両の脱線、転覆に対する走行安全性や振動による乗心地性能等は、

営業運転を開始する前に確認する必要があります。

 高速車両試験台を用い、車両の走行安全性や乗心地性能等の試験を行

います。高速車両試験台は実物車両の走行状態を定置で再現でき、本線

では実施不可能な車両条件や軌道条件での試験が可能です。

 

【高速車両試験台の詳細はこちら】

 

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■健全度調査試験

 構造物の健全度調査の「衝撃振動試験」について紹介します。

 衝撃振動試験は重錘などにより橋脚や柱等に打撃を与えて、構造物の

固有振動数を測定し、構造物の健全性を判定する試験方法です。

 「衝撃振動試験」に用いる計測システムにIMPACTがあります。

 IMPACTVは、本体とセンサー間を無線化し、最大 8 箇所まで同

時計測が可能です。衝撃振動試験で変状の発見や補強対策工の効果の確

認等で多数の実績があります。

 

【IMPACTVの詳細はこちら】

 

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■材料試験

( ) 道床バラスト試験

  道床バラストは、鉄道線路を構成する重要な材料で、その良否は軌

 道維持の作業量を左右します。このバラスト石材の材質、形、その混

 ざり具合等の品質が基準値に適合している必要があり、鉄道総研で試

 験を行っています。JR各社の使用するバラストは3年に一度この試

 験を実施することが義務づけられています。

 

【詳細はこちら】

 

()骨材のアルカリシリカ反応性試験

  コンクリートの骨材について試験を行っています。「骨材の岩石鉱

 物学的特徴と有害鉱物の判別試験」および「骨材のアルカリ反応性試

 験(化学法および改良化学法)」を実施し、アルカリシリカ反応によ

 って有害な膨脹を生じない限界アルカリ量を求めて評価します。

  土木学会のコンクリート標準示方書で、鉄道総研の試験方法が標準

 化されています。

 

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◆参考

 7月号に引き続き冊子『鉄道事業者等に利用されている鉄道総研の成

果』の運転部門を会員HPにて掲載しますので、ご覧ください。

 

 ○鉄道事業者等に利用されている鉄道総研の成果(運転)

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          お問合わせはこちらまで

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(株)ジェイアール総研エージェント

    TEL 042-573-7232

    FAX 042-573-7231

    E-Mail admin@jrsa.co.jp

 

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      鉄道総研営業マガジン  9月号のご案内

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◎特集名:関西地区技術交流会

 9月号では関西地区において開催する技術交流会について紹介する予

定です。来月号もご一読いただきますよう、ご案内申し上ます。

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【連載:技術伝承シリーズ】

■電子踏切制御システムの構想

1986年 信号通信研究室 電子踏切制御システム検討会 

1980年代における信号保安装置ME化の黎明期に、信号通信研究室の踏

切関係の研究者により検討された「電子踏切制御システムの構想」です。

これにより電子踏切の実用化が加速されました。

1.まえがき

2.現状と問題点

3.システムの構想

4.列車検知

5.警報制御

6.定時間制御

7.今後の課題

8.むすび

 

【詳細はこちら】

 

   ユーザー名、パスワード共に「 jrsa 」です。

 

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