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■◇■ 鉄道総研営業マガジン 2011年9月号■◇■
__________________________2011/09/01_
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特集:関西地区技術交流会2011
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このメールマガジン(以下、メルマガ)は、公益財団法人鉄道総合技
術研究所の営業代行、(株)ジェイアール総研エージェントがお届けして
おります。
本号では、・関西地区技術交流会2011
・車両技術交流会
・鉄道総研技術フォーラム2011の開催日程
・10月号のご案内
などについて、ご紹介いたします。
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関西地区技術交流会2011
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関西地区技術交流会は、関西地区の鉄道事業者および鉄道関連会社の
皆様に鉄道総研の開発成果をご紹介するとともに、皆様と鉄道総研との
技術交流の場として開催させていただいております。
ご来場を賜りますよう、ご案内申し上げます。
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■■ 開催概要 ■■
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1.開催日:平成23年9月27日(火)、28日(水)
2.会
場:ホテルグランヴィア大阪 20階(JR大阪駅徒歩1分)
〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田3-1-1
3.プログラム概要
(1) 第一日目
・開催日 : 9月27日(火)
・分
野 : 構造物・防災・軌道・環境
・展示会 : 10:00〜15:30 (展示件数19件)
・講演会 : 10:30〜11:55、14:00〜15:15 (講演件数8件)
(2)第二日目
・開催日 : 9月28日(水)
・分
野 : 車両・電力・信号通信・運輸
・展示会 : 10:00〜15:30 (展示件数20件)
・講演会 : 10:30〜11:55、14:00〜15:15 (講演件数8件)
■ 参加費無料
■ お申込み
事前の参加申込をお願いしております。お手数ですが、次項の「ご案
内状」リンクよりお申込み下さい。大変恐縮ですが準備の都合上、平成
23年9月20日(火)までにお申し込みください。
■ ご案内状
【会場案内図および参加申込書については上記リンクへ】
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|展示および講演件名につきましては、都合により変更となる場合も|
|ございますので、予めご了承ください。 |
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第一日目(9/27)プログラム
<展示会>
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構造物・防災・軌道・環境分野の19件の展示を行います。各展示ブー
スにおいて、担当研究者が説明を行います。
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(1)高靭性セメントボードを用いた高欄の補修・補強工法
高欄からのコンクリート片のはく落の補修、高欄の嵩上げ時の補強を
目的とし、高靭性セメントボードを用いた既設高欄の改修工法を開発し
ました。高靭性セメントボードのサンプルを展示ます。
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(2)鋼・合成構造物の設計プログラム(VePP−SC)
設計プログラム「VePP−SC」は、「鉄道構造物等設計標準・同
解説(鋼・合成構造物)」(平成21年改訂)に準拠し、鋼構造物や合成
桁の各種断面形状の照査を行うことができます。PCによるデモを行い
ます。
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(3)線路上空建築物の耐火性能評価手法の開発
線路上空建築物の多様化や関連法令の改正を考慮に入れた改訂を行い
ました。パネルを用いて紹介します。
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(4)衝撃振動試験システム(IMPACT W)
橋梁下部工の健全度診断法「衝撃振動試験」のサポートシステムの最
新機種です。「小型起振器」を用いることで重錘が不要となり、土留め
工への適用が可能です。実機を展示します。
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(5)RC高架橋の3次元性能照査プログラム(DARS)
ラーメン高架橋の地震時挙動の把握、耐震性能評価を目的に開発し、
設計標準に準拠した照査プログラムです。PCによるデモを行います。
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(6)レール波状摩耗のモニタリング手法
波状摩耗を管理することを目的に開発した、「可搬式レール波状摩耗
モニタリング装置」と「レール凹凸連続測定装置」を展示します。
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(7)レール傷の進展速度推定方法
頭頂面シェリングから分岐した横裂やレール継目部の継目穴に発生す
る傷の進展予測を目的としたツールを開発しました。PC、パネルを用
いて紹介します。
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(8)鉄道における早期地震防災システムの高度化
早期検知用地震計や気象庁から配信される緊急地震速報を活用した早
期地震防災システムです。PCを用いて紹介する他、緊急地震速報受信
端末、微動測定装置を展示します。
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(9)リスク評価を用いた斜面災害に対する防災投資の意思決定支援手法
災害の発生確率や損失からリスクとして斜面災害の危険性を評価し、
防災対策の意思決定を支援する方法です。PCを用いて紹介します。
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(10)数値解析による強風箇所抽出方法
運転規制区間の決定と風速計や防風柵などの配置を適切に行うために
作成した、数値計算を用いて鉄道沿線の強風箇所を調べる方法です。パ
ネルを用いて紹介します。
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(11)打音測定による落石危険岩塊の安定性評価手法
岩塊の安定性を打音測定により定量的に評価するための装置と手法を
紹介します。実機を展示します。
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(12)鉄道現場向け勤務計画自動作成システム
作業予定や必要な資格、人数を考慮した鉄道現場向け勤務計画表作成
システムです。PCによるデモを行います。
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(13)リチウム含有ゼオライトを用いたアルカリシリカ反応抑制剤
アルカリシリカ反応(ASR)抑制効果の大きいLiイオンとゼオライ
ト(アルカリ吸着剤)を複合化した新発想のアルカリシリカ反応抑制材
料です。パネルを用いて紹介します。
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(14)車輪/レール摩擦緩和システム(FRIMOS)
レール車輪間の摩擦係数を低減するものの滑りにくい摩擦緩和材とそ
の噴射システムです。実機を展示します。
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(15)車輪と軌道部材の衝撃解析法
地震時における脱線車輪の衝突を受ける軌道部材の変形・損傷状態を
表現可能な「衝突解析システム」と、脱線前後の車両挙動をシミュレー
ション可能な「車両と構造物の動的相互作用解析プログラムDIAST
ARSV」を紹介します。
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(16)ラダー軌道
保守コスト縮減に有効なバラスト・ラダー軌道と構造物騒音を大幅に
低減できるフローティング・ラダー軌道についてPC、模型を用いて紹
介します。
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(17)バラスト軌道の解析モデルと計測技術
バラスト軌道の動的挙動モデルとセンシングストーンを用いた計測技
術についてPC、パネルを用いて紹介します。
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(18)転動音の予測手法と対策効果の評価
新幹線、在来線沿線における騒音を構成する主要な要素である転動音
・構造物音の各要因が騒音に及ぼす影響を定量的に評価できる予測手法
を開発しました。パネルを用いて紹介します。
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(19)旅客設備のにおい評価
旅客設備の快適性向上の一環として、「におい」について、化学調査
・微生物調査・意識調査から総合的に評価する手法の開発を行なってい
ます。パネルを用いて紹介します。
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第一日目(9/27)プログラム
<講演会>
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構造物・防災・軌道・環境分野に関連する8件の講演を行います。
10:35〜10:55 高靭性セメントボードを用いた高欄の補修・補強工法
10:55〜11:15 小型起振機を用いた土留め擁壁の健全度診断システム
11:15〜11:35 数値解析による強風箇所抽出方法
11:35〜11:55 打音測定による落石危険岩塊の安定性評価手法
14:00〜14:20 レール波状摩耗のモニタリング手法
14:20〜14:40 車輪/レール摩擦緩和システム(FRIMOS)
14:40〜15:00 転動音の予測手法と対策効果の評価
15:00〜15:10 関連特許技術の紹介
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第二日目(9/28)プログラム
<展示会>
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車両・電力・信号通信・運輸分野の20件の展示を行います。各展示ブ
ースにおいて、担当研究者が説明を行います。
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(1)振子制御用空気圧アクチュエータ
応答性に優れた振子制御用空気圧アクチュエータです。振子ダンパの
機能を有しており、振子機構を簡略化できます。PCを用いて紹介する
他、実機を展示します。
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(2)横風に対する車両の転覆耐力評価
最近の研究成果を取り入れて、横風に対する転覆耐力(転覆限界風速)
を評価する方法を構築しました。PC、模型を用いて紹介します。
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(3)パワー素子の劣化評価の試み
車両用パワー半導体モジュール(定格3300V・1200A)の経
年による放熱特性の劣化を定量的に評価する方法を検討し、使用できる
見通しを得ました。パワー半導体モジュールのメンテナンス基礎データ
として活用可能です。パネルを用いて紹介します。
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(4)鉄道車両のエネルギー消費原単位簡易計算法
走行シミュレーションを行わずに車両のエネルギー消費原単位を計算
する方法を開発しました。PCによるデモを行います。
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(5)電力貯蔵装置の制御手法の最適化
電気二重層キャパシタの充電状態を中間に制御して次の力行あるいは
回生に備えることにより、電車が要求するエネルギーの授受を常に可能
にする電力貯蔵装置をパネルを用いて紹介します。
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(6)電車線路の3次元運動解析と耐震性向上対策
地震時に電車線の断線、架線金具の変形などの要因を解明するため、
電車線路設備の各部材を3次元でモデル化し、地震時にける電車線や架
線金具の挙動を詳細に計算できる電車線路の3次元運動シミュレーショ
ンを構築しました。PCによるデモを行います。
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(7)がいし金具の腐食対策
亜鉛めっき上に施すことができる塗料でがいしの金具部分を塗装し、
課電暴露試験に供し、腐食低減効果を確認しました。パネルを用いて紹
介します。
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(8)拠点無線式列車制御システム
既存設備の活用と汎用無線技術の利用によって、電子閉そくシステム
からの置換えが容易な列車制御システムを開発しました。パネルを用い
て紹介します。
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(9)耐ノイズ性の高い低周波軌道回路
車両からの帰線電流の妨害に強く、電化方式や軌道回路長など様々な
線区条件の下で使用可能な軌道回路を開発しました。パネルを用いて紹
介します。
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(10)無線式列車制御システム用通信ネットワークシミュレーション
無線式列車制御システムに適用する通信ネットワークの設計や性能評
価を支援することを目的として、無線を含む通信ネットワークのデータ
伝送品質が列車制御に与える影響を国際規格(IEC 62280)に準じて予測
・評価するシミュレーション手法を開発しました。PCを用いて紹介し
ます。
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(11)運転曲線作成システム(Speedy)
運転曲線図の作成には多くの労力や時間を必要とするものでしたが本
システムを使用することで迅速かつ容易に運転曲線図を得ることができ
ます。PCによるデモを行います。
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(12)ダイヤ乱れ時の運転整理案評価手法
ダイヤ乱れの運転整理案の評価を行なう手法です。数千人に対するア
ンケートの結果に基づいて、「利用者の不満」を表現する評価式を作成
しました。PCによるデモを行います。
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(13)鉄道競合地域における駅勢圏設定方法
駅勢圏とは、駅を中心にその駅を利用すると期待される需要の勢力範
囲を言い、この駅勢圏を明示的に設定する手法を開発しました。PCに
よるデモを行います。
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(14)二次元コードを用いた出改札システム
地方都市圏の路線向けの安価かつ無人駅でも不正対策が可能な改札方
法として、2次元コードによる出改札システムを提案し、それに用いる
改札機を試作しました。実機を展示します。
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(15)高速対応/長寿命潤滑油・グリース
高速対応・長寿命化に向けて開発した、400km/h域での使用に
対応した新幹線用合成系ギヤ油、コストを抑えつつ更油周期延伸に対応
した在来線用長寿命ギヤ油、耐久性を向上させた在来線車軸軸受用グリ
ース、耐熱性を強化した新幹線用合成系車軸軸受油を紹介します。PC
を用いて紹介します。
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(16)在来線用C/C複合材製カーボン系すり板
炭素繊維と銅合金を複合化させたC/C複合材製カーボン系すり板は、
すり板自体にねじ加工することで、専用舟体を使用しなくてもカーボン
系すり板の導入が可能です。実物を展示ます。
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(17)切妻型車両の空力特性向上策
切妻型先頭部で端部に丸みのほとんど無い車両では、先頭部付近で流
れが大きくはく離するため、空気抵抗、通過時圧力変動、トンネル突入
時の圧力変動、トンネル微気圧波などが増大する傾向にあります。はく
離を抑制する先頭部端部の丸み形状とフィン形状をパネル、模型を用い
て紹介します。
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(18)指差喚呼のエラー防止効果体験ソフト
基本的なヒューマンエラーの発生条件や発生の仕組みと、ヒューマン
エラー防止対策の基本動作である指差喚呼のヒューマンエラー防止効果
をPC上の課題で体感しながら学習するソフトウェアを紹介します。
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(19)車内安全性向上のための列車衝突時の乗客挙動シミュレーション
万が一列車が衝突した時の乗客被害軽減を目的とし、乗客の動きを推
定する乗客挙動シミュレーション手法と適用結果についてPCを用いて
紹介します。
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(20)「安全運転のための眠気予防対策」冊子
本冊子は、貨物列車運転士の安全運転のために、眠気予防のための基
礎知識とその実践方法をイラストを交え、分かりやすく解説したもので
す。冊子の見本を展示します。
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第二日目(9/28)プログラム
<講演会>
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車両・電力・信号通信・運輸分野に関連する8件の講演を行います。
10:35〜10:55 次世代振子制御システム
10:55〜11:15 鉄道車両のエネルギー消費原単位簡易計算法
11:15〜11:35 列車運行・旅客行動シミュレータの活用例
11:35〜11:55 指差喚呼のエラー防止効果体験ソフト
14:00〜14:20 地上用電力貯蔵装置の効果と課題
14:20〜14:40 信号設備に関する誘導障害の評価
14:40〜15:00 摩擦・摩耗・潤滑の評価試験
15:00〜15:10 関連特許技術の紹介
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鉄道事業者等に利用されている鉄道総研の成果(環境)
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◆参考資料
8月号に引き続き冊子『鉄道事業者等に利用されている鉄道総研の成
果』の環境部門を会員HPにて掲載しますので、ご覧ください。
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鉄道総研営業マガジン 10月号のご案内
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◎特集名:鉄道総研技術フォーラム2011の概要と実験設備の公開
10月号では鉄道総研技術フォーラム2011の概要と実験設備の公
開について紹介する予定です。来月号もご一読いただきますよう、ご案
内申し上ます。