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■◇■ 鉄道総研営業マガジン2012年5月号 ■◇■
_________☆特集:自然災害への備え☆____2012/05/01_
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このメールマガジン(以下、メルマガ)は、公益財団法人鉄道総合技
術研究所の営業代行、(株)ジェイアール総研エージェントがお届けして
おります。
本号は、
・トピックス1:鉄道総研の組織変更について
・トピックス2:分野別技術交流会の年間開催予定
・特集:自然災害への備え
・その他情報のご案内
などについて、ご紹介します。
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トピックス1:鉄道総研の組織変更について
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【信号・情報技術研究部の設置】
第5回理事会(平成24年3月7日開催)において、信号通信技術研究
部と輸送情報技術研究部を廃止し、信号・情報技術研究部を設置する
ことが認められ、4月1日より新たに信号・情報技術研究部が発足しま
した。
近年、鉄道において列車運行の安全性・信頼性向上等のため保安技
術および列車運行の効率化や設備保守管理の高度化、旅客の利便性向
上等のための情報技術の分野で、ICT(Information and Communication
Technology)がシステムチェンジの原動力となっています。そこで、
鉄道総研では、これまで信号通信技術研究部と輸送情報技術研究部が
個別に取り組んできた研究分野において、列車から地上設備までを一
体として扱うとともに、移動体通信技術やセンサーネットワーク技術
などを含むICTを活用した鉄道技術の研究開発を推進することが不可
欠と判断し、ICT活用に携わる研究者を結集して研究開発体制を強化
および効率化するとともに、研究開発に関する意思決定の迅速化を図
るために信号・情報技術研究部を設置しました。研究部には、以下の
5つの研究室があります。
○信号システム
○列車制御
○ネットワーク・通信
○運転システム
○交通計画
なお、「ネットワーク・通信」担当では、これまでの通信と設備シ
ステムを融合し、情報通信基盤から設備管理等の応用システムまでを
一体的に取扱います。また、これまでの旅客システムが担当していた
旅客流動分析に関する業務は「交通計画」担当に、運輸業務改善のた
めのシステム化に関する業務は「運転システム」担当に統合されてい
ます。今後とも、宜しくお願い致します。
【事業推進室における担当分野の廃止】
4月1日付けで「構造物メンテナンス」担当と「鉄道利用・環境調査」
担当が廃止となりました。これまで両担当が行っていました業務は、
「事業企画」担当が行いますので、引き続き、宜しくお願い致します。
【鉄道力学研究部における担当分野の設置】
4月1日付けで鉄道シミュレータの構築を総括する部署として「計算
力学」担当が設置されました。今後とも、宜しくお願い致します。
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トピックス2:分野別技術交流会の年間開催予定
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■分野別技術交流会
@構造物技術交流会 :平成24年 7月13日(金)
A信号通信技術交流会 :平成24年 7月27日(金)
B人間科学技術交流会 :平成24年 8月 2日(木)
C運輸技術交流会 :平成24年 8月 3日(金)
D電力技術交流会 :平成24年 9月28日(金)
E車両技術交流会 :平成24年10月 5日(金)
F軌道技術交流会 :平成24年10月26日(金)
G防災技術交流会 :平成24年11月 2日(金)
※開催日、タイトル等が変更となることがございますので、ご了承く
ださい。開催概要については、開催月の前月号でお知らせする予定
です。
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自然災害への備え
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鉄道総研では、地震、強風、豪雨といった自然現象による鉄道災害に
対し、予測・検知技術、影響評価、被害低減策などについて、研究開発
を行っています。
ここでは、特集名に関連した鉄道総研が保有するセンシング・モニタ
リング技術、健全度評価技術と補修補強技術に関連した開発製品、技術
サポート例をご紹介します。
各記事の詳細およびその他の技術サポート等のご相談については、ジ
ェイアール総研エージェントまでお問合せください。
○お問合せ先: jrsa.eigyo@jrsa.co.jp
また、昨年の11月9日に開催された第24回鉄道総研講演会では
『巨大な自然災害に備える―鉄道の安全性のさらなる向上―』と題して
自然災害に対する備えについての講演が行われました。その要旨が鉄道
総研ホームページに掲載されていますので、併せてご参照ください。
○参考:第24回鉄道総研講演会 要旨
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| 鉄道総研の開発製品の紹介 |
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■橋梁下部工健全度診断用計測器「IMPACT-V」――――――――――
IMPACTVは、重錘などにより橋脚や柱等に打撃を与えて、構造
物の固有振動数を測定し、構造物の健全性を判定する「衝撃振動試験」
に用いる計測システムです。
【詳細はこちら】
■耐震関係設計プログラム、各種構造物の健全度診断――――――――
鋼構造物、コンクリート構造部、橋台、橋脚、トンネル、斜面などに
ついて、各種設計プログラム、健全度診断手法を開発しています。
【詳細はこちら】
○開発成果品:分野別一覧/施設分野
■早期地震防災システム―――――――――――――――――――――
@早期検知用地震計を用いた地震防災システム
大地震が発生した場合にできるだけ早く列車を減速させることを
目的として、気象庁と共同で開発した早期地震諸元推定アルゴリズ
ムを搭載している早期検知用地震計を用いた地震防災システムを実
用化しました。
A緊急地震速報を用いた早期地震防災システム
地震発生時に鉄道の安全を確保することを目的として、気象庁が
配信している緊急地震速報を利用した早期地震防災システムを実用
化しました。
【詳細はこちら】
○パンフレット「鉄道経営に役立つコンサルティングと商品のご案内」
(構造物・防災)
○RRR2012年3月号
より早く震央位置を推定する
■斜面評価プログラム――――――――――――――――――――――
斜面での簡易な調査結果から崩壊にいたる限界雨量を予測する手法を
開発するとともに、これを調査結果からパソコン上で容易に評価作業が
出来るプログラムを開発しました。
【詳細はこちら】
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| 実施可能な技術サポート例 |
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┏━┳━┓
┃車┃両┃
┗━┻━┛
■地震をかわす車両の技術――――――――――――――――――――
地震時の車両挙動の解析のためのシミュレーションプログラムを開
発し、実際の新幹線台車と模擬半車体を使った2次サスペンションの
特性試験や脱線実験、模型車両を使った走行中の転覆実験など地震時
を模擬する大型振動試験装置を使って様々な実験を行い、実験と計算
機によるシミュレーション技術を培っています。
【詳細はこちら】
○
RRR2011
年
5
月号 最前線
11
○
RRR2012
年
3
月号
■横風による車両の転覆に関する研究―――――――――――――――
強風時の走行安全性を保ちつつ効率的な運転規制を行うためには、車
両の転覆限界風速(風上側の輪重がゼロになる風速)を精度よく推定す
ることが必要です。現状では、車両に働く外力の最大値が定常的に作用
する(時間的に変動しない)と仮定して、静的解析により転覆限界風速
を求めていますが、この仮定の妥当性を確認することで、静的解析結果
と動的解析結果との差を定量的に評価することが可能となりました。
【詳細はこちら】
〈参考:大型低騒音風洞〉
○RRR2011年8月号 大型低騒音風洞
┏━┳━┓
┃防┃災┃
┗━┻━┛
■鉄道沿線の強風箇所抽出技術――――――――――――――――――
運転規制区間の設定と風速計の配置を最適なものとするには、対象区
間における風の局地性をふまえた強風箇所の把握が不可欠です。数値シ
ミュレーション技術と地形因子解析を組み合わせて、鉄道沿線の強風箇
所を抽出する手法を作成しました。
【詳細はこちら】
○RRR2012年1月号
強風マップにより風規制区間と風速計位置の決定を支援する
■石積壁の耐震補強工法―――――――――――――――――――――
鉄道や道路で用いられている石積壁の耐震補強工法「ピンナップ工法」
を開発するとともに、「石積壁の耐震補強工設計・施工マニュアル」を
作成しました。
【詳細はこちら】
■斜面・のり面の維持管理に関する調査・評価―――――――――――
切り土のり面工の健全度評価手法、降雨時における鉄道沿線斜面の時
間的・場所的安定性評価手法、斜面災害を対象としたリスク評価手法な
どを作成しました。また、空間数値情報を利用した危険斜面抽出法の開
発なども行っており、皆様の斜面・のり面の維持管理に関する調査・評
価をサポートします。
【詳細はこちら】
○RRR2010年9月号
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鉄道総研営業マガジン 6月号のご案内
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◎特集名:速度向上
6月号では速度向上に関する受託について紹介する予定です。来月号
もご一読いただきますよう、ご案内申し上げます。
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メルマガ関連のご案内
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発行元:株式会社ジェイアール総研エージェント
お問合せ先:jrsa.eigyo@jrsa.co.jp
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