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鉄道総研では、ご依頼により、調査・解析業務を行っています。
ご依頼いただいている調査業務は、研究開発のための基礎調査、事故原因調査、構造物の健全度調査、走行安全性調査、環境(快適性,ニーズ)調査、ヒューマンファクタ分析調査などで、範囲は多岐に渡ります。このようなご依頼に対し、鉄道総研で所持する専門知識やノウハウ、各種ツールを駆使することにより調査・分析・評価を行い、必要により提案までを行っています。
以下に調査・解析を行うために活用している試験設備、測定器などのツールをご紹介します。
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★☆調査・解析を行うために活用しているツール紹介☆★ |
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調査を行うために必要な各種試験設備、測定器や解析に必要なシミュレーションソフト等、各種ツールを取り揃えています。
コンピュータによる実時間シミュレーションと車両試験台などの各種試験装置を組み合わせ、車両特性の正確な同定や編成列車の運動を再現します。
[ HILS:Hardware In the Loop Simulation ]
<各試験装置>
@車両試験台
Aダンパ試験装置
車両が走行する際のダンパの動きを模擬し、その時にダンパが発生する力を測定する
ことができる試験装置です。
B空気ばね試験装置
車両が走行する際の空気ばねの動きを模擬し、そのときの空気ばねの発生力を測定す
ることができる試験装置です。
C車両間運動模擬装置
隣接車両の者丹部の動きを模擬します。
D可変特性試験台車
各機器の特性を制御装置のプログラムで自由に変えられる車両試験台専用の試験台
車です。
〈詳細〉
◇各種疲労試験装置
載荷試験、摩耗試験、暴露試験、圧縮試験、引っ張り試験、疲労試験、振動試験などを行うための各種試験装置です。基礎調査、材料調査、健全度調査などに活用されています。
◇大型試験装置
実物大で試験を行うための大型試験装置です。台車やパンタグラフなど、実物での試験が
可能です。
@車両試験台(詳細)
本線走行状態などが模擬できます。
Aパンタグラフ総合試験装置(詳細)
パンタグラフの諸特性を調べるための試験装置です。
B集電試験装置(詳細)
パンタグラフの性能評価・電車線の性能評価・電車線金具類の性能評価等ができます。
C大型降雨実験装置(詳細)
最大200o/hの人工散水実験を行います。雨による斜面の崩壊実 験、各種センサーの
降雨下における性能評価等ができます。
鉄道総研で考案された評価手法のための測定や、現地での測定を有効かつ効率的に行うために開発した測定器です。皆様にご活用頂いている測定器の一部をご紹介します。
@光学式/紫外線検出式離線測定装置(詳細)
パンタグラフと架線の離線を測定する装置で、可視光線を検出するタイプと紫外線を検出
するタイプがあります。
A輪重・横圧測定処理システム(詳細)
走行安全性などを評価するために用いられる車輪の輪重・横圧を測定・解析するシステム
です。
B衝撃振動試験用測定器(IMPACTV)(詳細)
構造物の健全性を判定する「衝撃振動試験」に用いる計測システムです。
C構造物診断用非接触振動測定システム「Uドップラー」(詳細)
構造物振動を長距離非接触測定することができるシステムです。
D車輪/レールの摩擦係数測定装置(詳細1)(詳細2)
車輪を対象としたμテスタライト、レールを対象としたトライボエースがあります。
Eデジタル動揺計(詳細)
車両の動揺を測定します。
独自の解析を行うために鉄道総研で開発されたシミュレーションソフト、支援技術をご紹介します。測定器と同様に、販売されているもの、独自に使用しているものがあります。皆様にご活用頂いているものの中から、一部をご紹介します。
@車両運動シミュレーション(詳細)
・車両の振動乗り心地解析
・高速車両のすれ違い解析
・急曲線部での乗り上がり脱線シミュレーション
・地震時の車両挙動解析
・編成車両のシミュレーション
A斜面評価プログラム(詳細)
斜面での簡易な調査結果から崩壊にいたる限界雨量を予測する手法を、調査結果からパ
ソコン上で容易に評価作業ができるプログラムとしました。
BDIASTER(詳細)
車両と構造物の動的相互作用について詳細な検討ができます。
C旅客流動シミュレーション(詳細)
駅での人の流れを再現するシミュレーションをします。
D列車運行・旅客行動シミュレータ(詳細)
列車ダイヤと自動改札機等から得られるご利用状況データをもとに、旅客1人1人の利用列
車、各列車の混雑、混雑による運行時刻への影響を推定するシミュレーションシステムです。
E列車運行実績分析システム(@Plan)(詳細)
列車の運行実態を分析するシステムです。
Fスーパーコンピュータ
鉄道に関わる様々な現象の解析に欠かせない数値シミュレーションなどに活用できます。
G効果的な安全活動を推進するための支援技術(詳細)
・事故のグループ懇談手法
…安全活動への動機づけ、感受性を高める
・ヒューマンエラー分析手法
…安全関連情報を分析し、改善すべき課題を把握
・職場の安全風土評価法
…職場の取組姿勢や安全意識の実態を把握
・エラーリスク管理支援手法
…優先的に取り組むべき課題を特定
以上、鉄道総研で保有する調査・解析ツールの一端をご紹介しました。
このようなツールと鉄道総研がこれまで蓄積してきたノウハウにより、これからもお客様のご要
望にお応えしていきます。
下記に、“調査”の参考となりそうなHP等をご紹介します。
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